窓辺で日光浴をしているガジュマル

太陽が大好きなガジュマルを室内で育てるには

ガジュマルは太陽が大好き

ガジュマルは沖縄や、南国のインドやオーストラリアなどで生息する巨大な植物です。「気根(きこん)」と呼ばれる根を他の植物に絡ませながら成長するのでその姿は根が巨大に太くがっしりしていますので、一度見たら忘れないほどの存在感です。

南国へ行くとガジュマルの下を探索する「ガジュマルツアー」も良くみかけますので南国のジャングルのような場所で育つのがガジュマルの木の性質と思われる方も多いのではないでしょうか?

ガジュマルは太陽が大好きで太陽を求めて横へ横へ葉を広げながらどんどん成長します。そんなガジュマルですが、実は室内でも栽培は可能です。

ガジュマルを室内で育てる方法

テーブルの上にポツンと置かれたガジュマル

基本的には太陽が大好きなので窓の近くなどの、直射日光の当たる場所で育てるのがベストでしょう。しかし直射日光を浴びすぎると、葉が黄色くなってしまう「葉焼け」をしてしまう可能性もありますので、真夏はレースのカーテン越しで大丈夫です。

日光が全く当たらない場所で育てた場合は、葉が落ちてしまいます。基本的には明るい場所で育てましょう。暖かい地域で育つ植物なので、寒さには弱いです。室内でも寒い場所は葉が落ちてしまう原因になりますので、比較的、日がよく当たる暖かいリビングなどで育てるのがおすすめです。

水やりは夏は2、3日に1度、冬は1週間に1度で大丈夫です。水を与えすぎると根腐れの原因になりますので注意しましょう。

ガジュマルは初心者向き

沖縄では「しめ殺しの木」と呼ばれるほど生命力が高く、成長の早い植物なので初心者の方でも安心して育てることができます。寒さに弱いので気温が5度を下回る地域の方は地植えはしない方が良いでしょう。冬の間は鉢植えで部屋の中へ入れてあげる必要がありますが、水やりは数日に1回で大丈夫ですし、肥料も春から夏の間にあげるだけで、手がかからない植物と言えます。

夏の暖かい時期にぐんぐんと成長しますので、春になったら植え替えてあげることも大きく育てる秘訣です。成長が早いので手のひらサイズの可愛い苗から大きく育てる楽しみもありますね。

しかも水耕栽培も可能です。ハイドロカルチャーに植え替えて楽しむこともおすすめです。室内で育てる場合には、虫の湧きにくい水耕栽培は、土に比べて栄養が少ないため成長も緩やかとなり、成長の早いガジュマルを室内で育てる場合はゆっくりと大きくなるのを楽しめて一石二鳥です。

水耕栽培に切り替える場合は、成長の始まる前の春(5月から6月頃)がおすすめです。

ガジュマルの水耕栽培の植え方の仕方

水耕栽培で育てているガジュマル
  1. ガジュマルを植木鉢から取り出し、土を払います。この時に土が残っていると痛みやすくなりますのでしっかりと洗い流しましょう。
  2. 鉢にハイドロカルチャーを3分の1ほどひき、その上にガジュマルの苗を置きます。ガジュマルの根を覆うようにハイドロカルチャーを敷き詰めましょう。うまく入らない時は割り箸などを使って隙間にもしっかり入れてくださいね。
  3. ガジュマルが植え終わったら、水を8分目まで入れます。

※注意:根腐れ防止剤を入れるのを忘れずに入れてください。

水耕栽培は水やりの頻度もさらに少なくなるので、忙しい人には特におすすめの栽培方法です。水やりの回数も少なく、虫も湧きにくいので育てやすいですよ!

「キジムナー」が宿る「勝利のエネルギー」の木

沖縄のマングローブで自生しているガジュマルの大木

沖縄では、ガジュマルの木には「キジムナー」と言う精霊が宿っている木としても有名です。「キジムナー」は赤い髪で赤い体をしていて、現れるところで幸福をもたらしてくれるそう。

名護市では守神として町のシンボルにもなっているそうです。ガジュマルが呼び寄せてくれる「勝利のエネルギー」は部屋の北、東北東、西の方角に置くことで発揮され、金運アップのエネルギーとしても知られています。

ガジュマルの生命力の強さから、そのように言われていると思いますが、幸福の精霊が宿っていたり、勝利のエネルギーがもたらされるなんて縁起の良い植物ですね。

いかがでしたでしょうか?丸くぽってりとした見た目は可愛らしく、癒し効果もあるガジュマルですが、沖縄では、守神の「キジムナー」が宿ってるいると言われるほど縁起のよい植物で、風水でもかなり人気の植物なのが、お分かりいただけましたでしょうか?

しかも、「しめ殺しの木」と言われるほどの生命力の強さで初心者でも簡単に育てることができます。太陽が大好きで寒いところが苦手なところも、可愛いですよね。植物も生きているんだなと思わせてくれるかもしれません。

そんなガジュマルは、日本では沖縄以外では寒くて、室内以外は逆に育てることが難しいのです。「ガジュマルを室内で育てることができるのかな?」って思ってた方は、是非チャレンジしてみてくださいね!