気根が太くてムキムキした外観の観葉植物といえば、「パキラ」か「ガジュマル」と答える方が多いでしょう。でも「どっちがどっちだっけ?」と忘れてしまうこともしばしば。この記事ではパキラとガジュマルの見分け方について紹介していきます。
パキラとガジュマルの見分け方・どっちがどっち?
正解は、左が「パキラ」、右が「ガジュマル」です。一つ一つ違いをチェックしていきましょう。
気根の違い
上に向かって真っ直ぐ伸びようとしている意思が伝わるのがパキラです。個体によっては横方向に広がっているものもあります。
一方ムキムキしていて、気根がタコ足のように大地にしっかりと根づこうとしているものがガジュマルです。
葉の違い
パキラとガジュマルの違いは葉っぱで見分けるのが一番分かりやすいでしょう。パキラの葉っぱは細長く、放射線状に規則的に伸びています。ガジュマルの葉っぱは丸みがあり、四方向に不規則的に生えているのが特徴です。
大きさの違い
一般的に自宅などで育成する大きさで比較をしていきます。パキラの大きさは数10cmの小さいものから、大きいサイズ(1.5mくらい)の個体までサイズが流通されています。
ガジュマルは、沖縄などで自生をしているものは数十メートルにも及ぶ巨木もありますが、家庭向けに流通しているものの多くは小さく、大きくても30cmくらいです。
パキラとガジュマルの見た目以外の違い
原産地が異なる
パキラの原産国はメキシコなどの中南米なのに対し、ガジュマルは沖縄や台湾といった東南アジアで育っています。見た目は似ていますが、出身国は全く異なります。
風水では少し特性が異なる
パキラもガジュマルも風水としてはとても良い植物とされていますが、それぞれの特性が異なります。まず、観葉植物における風水では主に、葉の「形」や「向き」からその特性が異なります。
パキラのように葉先が尖った葉っぱは、鋭くて強い「気」を放つとされています。成長や発展を促すので「仕事運」のアップにおすすめです。また、尖った葉先が象徴しているように、邪悪な気も追い払ってくれるため、玄関などに置くと良いとされています。
一方、ガジュマルのように、葉が丸い植物は「気」のバランスを整える(調和)とされています。円満な「人間関係」を築きやすくしてくれることで有名です。
- 「仕事運アップ」のパキラ
- 「人間関係円満」のガジュマル
といったところです。ちなみに、どちらも「金運」を高める効果があるとされています。
パキラとガジュマルの共通点
逆に、パキラとガジュマルの共通点はどんなことがあるのでしょうか。
どちらも育てやすく初心者におすすめ
いずれも耐陰性、耐寒性に優れているため、観葉植物が初心者の方でも比較的簡単に育てることができます。風水としても良い気をもたらしてくれるので、観葉植物デビューの1匹目として大変おすすめです。
日光が大好き
どちらも日光が大好きです。当てすぎは葉焼けの危険がありますが、5〜7月の成長期に沢山日光浴をさせてあげるとグングン成長していきますよ。
気根が太い植物は「和室」との相性も良い
観葉植物として人気の高い「モンステラ」や「オーガスタ」などは、南国風のエキゾチックな印象なので、どうしても和室との相性が悪いです。一方で、パキラやガジュマルのような気根が太い観葉植物は、「木目調」との親和性が高いため、和室にもピッタリです。もちろん洋風のインテリアにも合いますので、一つ持っているだけで模様替えの幅が広がりますよ!
パキラもガジュマルもどっちもおすすめ!
パキラもガジュマルもとても育てやすく、風水も良いとされている植物ですので、初心者にも大変おすすめです。お店などで購入する時は、気に入った形の気根をした個体を選ぶと愛着が湧きますよ!是非育ててみてあげて下さい。